残したい食文化

穂紫蘇

この季節に欠かせない薬味といえば… やっぱり穂紫蘇です! 紫蘇の実といったほうが判りやすいですね お刺身のつまに使われる芽紫蘇や花穂紫蘇など、紫蘇は大活躍です 塩漬けした紫蘇の実とキュウリをあえた一品 キュウリは浅漬けしなくても良いそうです 独…

キュウリの粕もみ

伊那谷のお盆といえば「キュウリの粕もみ」! もちろん「塩丸イカ」も入っています♪ 塩丸イカは長野県内のスーパーに必ず置いてあります しかも一年中 特に南信地方のお盆には欠かせない食材です 水につけて塩抜きをするのですが、この加減が難しく 適度に…

地獄の釜の蓋

8月1日は「地獄の釜の蓋」が開く日といわれています 蓋が開くとともにご先祖様たちの里帰りが始まり、13日かけて到着 お盆となります さて、その8月1日 「地獄の釜の蓋」を作って食べると言う習慣があります 飯島にも残っているようなのですが 未だ聞き取り…

八月餅

八月餅ってご存知ですか?? 辰野で頂いた八月餅 お餅をシソの葉でくるんでいます 昔からの習わしで、お盆の頃に作るようです 上伊那地域に伝わるようですが、未だ詳細不明… どなたかご存知でしたら、教えてください

昔の味噌作り その2

果てしなく続くかと思われた味噌玉刻み… 参加者の皆さんの頑張りで、ついに完了!! 続いては麹を細かくし、塩とよく混ぜます 麹と塩を潰した味噌玉に混ぜ込みます このとき「美味しくな~れ」パワーを込めて混ぜるのがポイント こうして出来上がった味噌の…

昔の味噌仕込み

先週の土曜日にタイムトラベルクラブ第二回「昔の味噌仕込み」講座をおこないました 初夏とは思えない暑い日で、わずかな日陰にシートを敷いて、作業開始です! 一ヶ月間、囲炉裏に吊るされていた味噌玉はそれは硬くて… ひたすら刻む、擂る、潰す…の繰り返…

ふわふわの菌糸が絡んだ米麹です ふっくら、優しい感じです 昨年もお世話になった駒ヶ根市のよねやまさんの麹 この頃の塩麹ブームで、米麹を作るための「お米」が不足しているそうです… 明日の味噌仕込み、味噌玉に住み着いた麹菌に頑張ってもらうための援…

いよいよ出番!

お待たせしました! 囲炉裏部屋で吊るされること約1ヶ月間… 雨の日も、風の日も、晴れの日も じーっと我慢の味噌玉です 今週末の土曜日に晴れて味噌へと変身します なんとこの味噌仕込みを見たい!と東京からいらっしゃるお客さんも… 昔ながらの味噌仕込み…

味噌玉便り

ただ今の味噌玉の状況です ひび割れがあちらこちらに… 麹、頑張れ~納豆菌に負けるな~!

今年もやります「飯島陣屋こどもの日!」

みなさま、GWの予定はもうお決まりでしょうか? といっても、すでに前半が終わってしまいましたね。 5月5日の予定表が空欄の皆様に 飯島陣屋からスペシャルな企画をお届けします! 飯島町歴史民俗資料館・飯島陣屋では、 今年も5月5日を「飯島陣屋こど…

ゼンマイ

ゴールデンウイークに突入! 飯島も良い天気が続いています この時期、気になるのが「山菜」 年に一度の春の恵みです タラノメやコシアブラなどは すぐ食べることができるので 言うなれば入門編 このゼンマイはひと手間もふた手間もかかる上級編です そんな…

味噌玉のその後

囲炉裏の間に吊るされた味噌玉 いまのところ、落下する心配はありません! 頑張れ!味噌玉 頑張れ!麹菌

味噌玉づくり

味噌玉が完成したあとは難関の藁縄づくり 藁で縄を綯っていきます… 片桐さんの手早なこと… お手本を見せていただきながら初めての縄ないに挑戦です! 初めての方も、昔取った杵柄の方も和気藹々と作業を続けていきます 東北のほうでは藁ではなくスゲを使う…

味噌玉づくり

一晩水に浸した大豆 ふくふくツヤツヤしております 大豆はもちろん飯島産! ボイラーで蒸かすこと4時間近く 4月とは思えない寒さの中、大勢の皆さんが集まってくださいました それぞれが持ち場に着き、作業が始まりました ひたすら味噌切り機で潰していきま…

ふきのとう

いただき物のふきのとう 「ふきぼこ」だとか「ちゃんめろ」だとかいろいろな呼び名が このあたりだと「ふきんとう」 今朝、あわてて「ふき味噌」に 例年だと自宅の庭にふきのとうが顔を出すのですが、 今年は未だ顔を出さず 油でいためて砂糖と味噌で味付け…

ちょっと昔の婚礼料理 その2

婚礼料理を盛る器も年代モノ。 飯島町に寄贈されたものです。 個人でお膳セットを用意するのはなかなか大変です。 そこで各耕地内でお金を出し合って道具一式を揃えました。 これは大正時代の吸物椀で、蒔絵が施されています。 お膳の出来上がり。 戦前まで…

ちょっと昔の婚礼料理 その1

ただいま陣屋の一室で「昔の婚礼衣裳と祝い膳」を展示しています。 この展示にあわせて体験講座「昔の婚礼料理を再現!」をおこないました。 飯島に伝わるお祝い料理や、古文書に残された献立をもとに 本膳(一の膳)を組み立てていきます。 陣屋の囲炉裏も…

はざ上げぼた餅

飯島陣屋資料館での講座「十三夜のお飾りとはざ上げぼた餅づくり」がおこなわれました。 囲炉裏を囲んでぼた餅づくり。 竈で炊いたご飯を「半殺し」にして 塩味の効いたアンコで包みます。 和気藹々とした中で、ぼた餅がいくつも出来上がっていきます ぼた餅…

秋のめぐみ

コロンとした形。 ビロードのような産毛… この時期、あちらこちらに落ちています。 さて、なんでしょうか?? これオニグルミです。 この青い皮を取り除くと中からクルミが出てきます。 よく知られているのカシグルミはいわゆる「栽培種」、 オニグルミは「…

秋祭り

伊那谷に秋祭りのシーズンがやってきました! 今週末には石曽根のお祭り 前回、紹介したのがお祭りに欠かせない「フナ」ですが、 このほかにも、お祭りのメニューがいくつかあります。 先日、「家庭料理の会」のみなさんから 「飯島に伝わるお祭りのメニュー…

小鮒!

いよいよ秋祭りのシーズンとなりました。 伊那谷の秋祭りといえば こちら↓ コブナです!! 鮒は秋祭りに欠かせない大事な食材の一つ。 このコブナがどんなメニューになるか?? 次回、お伝えいたします。

索餅

お正月にはお雑煮。 端午の節句には粽や柏餅。 年中行事には必ず特別な食べ物がセットになるのですが なぜか七夕は忘れられているような… 年配の方々は「…そういえばソウメンを食べたっけ」と。 「どうしてソウメンを食べるのですか??」 「…天の川なのかな…

おさなぶり!

5月から中川村公民館で、「ちょいと昔の今に続く年中行事」の講座が始まりました。 ほんのちょっと前までは季節の折々にいろんな行事がありました。 今では姿を消してしまった行事も多いのですが、 それらは郷土の風土や歴史に支えられてきた大切な文化財で…

桑グミ

昔懐かしい桑グミ。 子供のころ、学校の帰り道に食べた人も多いかと思います。 ポケットに入れたまま家に帰り、いつのまにか潰れていてお母さんに怒られたとか、 口の周りが「ぶんど色」になったとか… 思い出がいっぱい詰まった桑グミです。 今の子供たちは…

昔の味噌仕込

天候に恵まれて味噌仕込みがスタートしました。 まずは味噌玉を降ろすところから。 あれだけ重かった味噌玉が、すっかり小さくなっていました。 周りに付いている埃などを洗い、臼で搗き崩していきます。 搗き崩していくと「麹」の香りが。 「味噌の匂いだ!…

きな粉むすび

26日には無事、味噌を仕込むことができました。 こちらについては、後日様子をUPしますので、お楽しみに。 飯島の田んぼでは田植えの真っ最中です。 ところで、昔の田植えに欠かせないのが「きな粉むすび」 おこじはん(間食)として食べられたようです。 田…

明日は味噌仕込!

明日の午後から飯島陣屋で昔の味噌仕込の仕上げです 1ヶ月の間に味噌玉はこんなに小さくなりました↓ 使う道具はといいますと…こちら↓ 予行演習ではこんなことになっています! 果たして無事、味噌ができるのか! ご期待ください!

山椒

先日のブログにも書きましたが、山椒は飯島町の五平餅には欠かせない存在です。 まさに今が山椒味噌のシーズン。 昔は、山椒味噌の五平餅はこの時期にしか食べることができず、 年配の方々に伺うと、特別思い出が深いようです。 美味しくてついつい幾串も食…

五平餅

五平餅は伊那谷を代表する食文化のひとつです。 今回は五平餅の作り方を紹介します! (飯島陣屋こどもの日に取材してきました) 五平餅に欠かせないのがクルミ。味噌に使います。鍋で煎って殻を開けやすくします。 取り出したクルミを擂鉢ですります。左の…

只今熟成中!?

4月21日の味噌玉作りに参加していただいた皆さーん! 現在の味噌玉の様子です。 5月5日に藁が緩んで一つ落ちましたが、 その後、墜落する味噌玉は出ていません! 5月26日の味噌仕込に向けて、只今熟成中です。