雪形と飯島陣屋

飯島町は東に南アルプス、西に中央アルプスを眺めることができます。下の写真は、中央アルプスの南駒ヶ岳に現れた雪形(ゆきがた)です。

左から、陣屋代官、稗(ひえ)蒔き女、五人坊主と呼ばれています。見つけることができますか?

雪形は山腹に浮き出る残雪のことです。気象予報のなかった時代、人々は山肌に現れる雪形を見て種まきや田植えの準備をしたようです。


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「陣屋」は江戸幕府の財政基盤である直轄領(天領)を統治するための拠点となる施設です。
現在の飯島陣屋は発掘調査と古文書に基づいて1993年(平5)陣屋本陣跡地に新築・復元され、歴史民俗資料館として公開されています。

次回は、陣屋や代官などの役割について紹介します。