索餅

お正月にはお雑煮。
端午の節句には粽や柏餅。
 
年中行事には必ず特別な食べ物がセットになるのですが
なぜか七夕は忘れられているような…
 
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年配の方々は「…そういえばソウメンを食べたっけ」と。
「どうしてソウメンを食べるのですか??」
「…天の川なのかなぁ」
 
いつの間にかソウメンを食べるいわれが失われてしまったようです。
 
今回の「江戸時代の七夕」では、七夕の行事とともに日本へ伝わった
「索餅(さくへい・さくべい)」作りに挑戦しました。
 
古代の中国、7月7日に亡くなった子供が鬼神となり、人々に災い(熱病)を流行らせたそうです。
人々はその子が生前好きだった「索餅」を供えて祟りを鎮めたことから、
病よけとして索餅を食べる習慣が広まったようです。
 
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今回は小麦粉と塩、水をあわせてよく捏ね、伸ばします。
撚り合わせるのが索餅の大きな特徴。
これが…結構難しいのです。
 
この後茹でて水に取り、冷やしていただきました。
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日本に伝わった当初、宮中では「酢」や「醤」で食べたみたいです。
今回はデザート感覚で塩甘な黄粉でいただきました。
信玄餅みたい!」
「もちもち感が美味しい!」と大好評。
 
この索餅がやがてソウメンのもとになったようです。
七夕にソウメンを食べる謂れは索餅にあったかも知れませんね。