願いの糸

奈良時代に中国から伝わった七夕。
日本に伝わった当初おこなわれていたおもな行事は「星祭」と「乞巧奠(きっこうでん)」
とくに乞巧奠では五色の糸を七本の針に通して供え、
裁縫の上達を願ったものです。
 
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宮中では「願いの糸」として赤・青・黄・黒・白の五色の絹糸を竹ざおに吊るし、
織女、牽牛の二星にいろいろな願いを託しました。
 
やがて五色の糸は五色の短冊へと姿を変えてゆきました。
 
今回の再現では、五色のほかに紫、緑の二色を加え、七束にしています。
絹糸の光沢が美しく、ご覧になった方々から「キレイね~」の溜息が。
 
さて、どんな願いをかけようかなぁ