おさなぶり!

5月から中川村公民館で、「ちょいと昔の今に続く年中行事」の講座が始まりました。
 
ほんのちょっと前までは季節の折々にいろんな行事がありました。
今では姿を消してしまった行事も多いのですが、
それらは郷土の風土や歴史に支えられてきた大切な文化財でもあるのです。
 
そこで中川村の講座では、いろいろな年中行事のいわれや方法を聞き取り、
再現して後世に残していこう!というプロジェクト??が始まったのです!
 
今回再現されたのは「おさなぶり」。
おさなぶりに供えられた料理とその設え(しつらえ)を二回に分けてお伝えいたします。
 
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なかなか新鮮な魚が手に入らない時代、身欠きにしんは大切な食材です。
「昔はよく身欠きにしんを食べたなぁ」としみじみ
 
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同じように乾燥したホタルイカも数少ない海からの食材です。
 
 
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それぞれを季節の筍とフキとともに炊き合わせ、煮物が完成。
 
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おさなぶりに欠かせない「小豆飯」。
赤飯ではありません。
お米(うるち)に小豆を入れて炊きます。
きれいな桜色です。
 
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さらに必需品!「ぼたもち」。
ぼた餅といってもアンコではありません。
黄な粉がまぶしてあります。
黄な粉の黄色を稲の花粉に見立て、豊作を願うそうです。
 
さあ、出来上がった料理を持って田んぼへと向かいます。
次回、田んぼでのおさなぶりの設えを紹介します!