年中行事

ナゾの筒

さて、前回のナゾの王将に引き続いてのナゾです 筒には隙間なく竹のタガが巻かれています さらに、注連縄と御幣も… 飯島の秋に欠かせないこの筒、なんだと思いますか?? さらに続く!?

ナゾの王将

将棋の駒の王将 でもこの王将、高さ50cm、幅40cmほどもある巨大なものです さらに「王」の部分に焼け焦げが… 飯島の秋には欠かせない大事な王将です! さて、その正体は… 続く!?

茄子の牛

今日はお盆の最終日 仏様をお墓まで送っていきます この時に必要なのがナスの牛とキュウリの馬 荷物を括り付ける紐用にソウメンがかけてあります お土産は青いクルミと栗 栗はイガ付です 仏様が帰っていく道中、悪い鬼に追いかけられたとき このイガを投げ…

ミソハギ

盆花は数々あれど、やっぱり代表は「ミソハギ」 禊萩(みそぎ はぎ)が転じて「ミソハギ」となったようです 「禊」とつくことから、清めに使われたようです このあたりでは「お施餓鬼」のとき お皿(あるいは里芋の葉)にのせた茄子(賽の目に切る)に、 ミ…

端午の節句

5月5日は端午の節句 ここ飯島でも、アルプスをバックに鯉幟が泳いでいる風景があちらこちらで見られます 昭和の初め頃まで端午の節句にも「押し絵雛」が飾られていました こちらの押し絵雛は「達磨絵」を持っていますが… なにやら禅問答のようで、さてさて…

かにかや

2月3日は節分です 節分の豆撒きは有名ですが、飯島周辺には「かにかや」の風習が残っています 「かに かや」と書いた紙を玄関や神棚、台所などに貼り付けます 邪気払いのお札です 今年の「かに かや」は最強! なんと書初めを指導してくださった堀越さんに書…

書初め

1月12日の書初め&繭玉作り、無事終了しました 寒ーい中でしたが、大勢の方々が楽しんでいかれました まずは書初め 今年の書初めは一味違います! なんと幅1m、長さ1.6mの紙に大きな筆で。 小さなお子さんには小さな紙を用意しました… といっても普通の半紙…

かさんぼこ

飯島町の日曽利地区に伝わる「どんどやき」 正式名称は「かさんぼこ」 青空に映えて、美しいでしょう?! 花の飾りの下に見えるのが「傘」 小正月の行事のどんど焼き 飯島周辺では「ほんやり」といいます 正月飾りを集めて小山にし、その中心に飾り付けをし…

繭玉

今週末の「書初め&繭玉作り」のチラシをお渡しすると 何人かの方から「繭玉」ってなんですか?? と 聞かれます Iターンで飯島にいらっしゃった方々には「?」のようです ↑こちらが繭玉 お餅ではなく、米粉で作ります この形、お蚕さんの繭の形です 少し前…

飯島の門松

いくつかの地域でお正月を体験する機会がありましたが、 場所によってこんなにも違うものかと驚かされます 写真は飯島に伝わる門松です 新調した杭棒を二本立てて松を飾り、 しめ縄を張ります。 この門松は玄関わきに立てられます。 昔から伝わる門松ですが…

恵比寿さま

1月2日は「おいべすさま」の日です 「おいべすさま」とは「恵比寿さま」のことです 恵比寿様に新しい扇と麻紐、そして藁でつくった「鯛」を供えます さらに「イワシ」を吊るすそうです… おいべすさまの鯛を作れる人が少なくなってきているなかで どうです!…

仲秋の名月

9月30日は「仲秋の名月」でした。 残念ながら、台風の真っ只中でお月さんをみることが出来ませんでしたが、 雲の上の月を思いながら、中川村の公民館主催で飯島町や中川村につたわる「月見飾り」をしました お月見というとお団子のイメージが強いようですが…

大三国

昨日と今日は本郷神社の秋祭りです! 昨晩が宵祭り。 宵祭りの主役は大三国。 本郷神社の境内で奉納される筒花火です。 境内の南側に据えられた大きな筒から降り注ぐ火の粉の中を 年番耕地の若い衆が競い(きおい)ます この筒花火を「大三国」と呼び、飯島…

二十二夜様

先週末に伊那市山寺にある常円寺で二十二夜様のお祭りがありました。 旧暦の七月二十二日のお月様に願いをかけるとかならず叶うといわれています。 常円寺の境内にはたくさんの夜店が出て大賑わいでした 残念ながら、飯島では二十二夜さまの風習は失われてし…

願いの糸

奈良時代に中国から伝わった七夕。 日本に伝わった当初おこなわれていたおもな行事は「星祭」と「乞巧奠(きっこうでん)」 とくに乞巧奠では五色の糸を七本の針に通して供え、 裁縫の上達を願ったものです。 宮中では「願いの糸」として赤・青・黄・黒・白…

江戸時代の七夕

今では全国一律におこなわれる七夕。 文部省唱歌に席巻されてしまいましたが、少し前まではいろいろな七夕があったようです。 今回飯島町歴史民俗資料館・飯島陣屋の一角に再現した「七夕」です。 五色の願いの糸を懸け、裁縫や芸事の上達を祈ります。 何を…

茅の輪

夏越の祓(なごしのはらえ)ってご存知ですか? この茅の輪をくぐることによって、正月から半年間の穢れや罪を祓うといわれています。 飯島陣屋の南側にある梅戸神社では7月15日の祇園祭にあわせて 夏越の大祓もおこなわれました。 本来は6月30日におこなわ…

おさなぶり その2

引き続き、おさなぶりのレポートです。 出来上がった煮物、小豆ご飯&ぼた餅を持って田んぼへ。 水口の近くに筵を敷いてしつらえます。 まずは中川村のおさなぶり・その1. 2種類の煮物に白いご飯とお神酒をそえてあります。 頭を折り曲げたススキを2本田…

菖蒲

端午の節句に欠かせないものが「菖蒲」と「柏餅」! 菖蒲はよく「ハナショウブ」と間違えられていますが、 本当の菖蒲はサトイモ科の植物で、目立たない花をつけます。 新暦の5月ではまだまだ菖蒲の背丈が低く目立ちませんが、刈り取ると強い香りがします。 …

端午の節句

5月5日は端午の節句です。 早い所では4月の初めから鯉のぼりが泳いでいました。 平安時代にはこの日、菖蒲やヨモギを軒に吊るしたり、 ちまきや柏餅などを食べてお祝いしました。 薬草でもある菖蒲(しょうぶ)には災いを払う力があると信じられており、 「…

本郷神社獅子舞

4月14日の夜、本郷神社の祈年祭宵祭りで獅子舞が奉納されました。 当日は朝から冷たい雨。 夕方には小降りとなったのですが、春とは思えないほどの寒さ。 天気がよければ境内で舞うのですが、今回は神楽殿での奉納。 (実は、本郷神社の神楽殿は町内唯一の「…

日方磐神社の獅子舞

飯島町田切地区にある日方磐(ひかたいわ)神社の獅子舞を紹介します。 信州で見られる獅子舞には、「越後獅子系」と「屋台獅子系」の2系統が知られています。 屋台獅子は伊那谷に伝わる独特のものですが、 日方磐神社では「悪魔払い」という越後獅子系の一…

春祭り

伊那谷に春の訪れを告げる氏神さまのお祭りが始まりました。 飯島町にはたくさんの神社があり、獅子舞が奉納されます。 伊那谷の獅子舞は「屋台獅子」と呼ばれるもので お囃子が入った屋台に幌(獅子の胴体)をかけ、練り歩きます。 この「屋台獅子」は伊那…

お雛様

桃の花はまだまだ咲きませんが、 春の訪れを告げるお雛様を、あちらこちらで見かけるようになりました。 写真は飯島町の図書館に飾られている木目込みのお雛様です。 お雛様のほかに吊るし雛などもあり、とても華やかです。 4月までのお披露目です。 可愛ら…

節分

上伊那地方では節分の日に「かに かや」の紙を貼りますが、 飯田地方では魔除けとして「ツノダイシ」のお札を貼ります。 諏訪地方では「蟹のお年取り」を1月におこないますが、 この時サワガニを串に刺して玄関に立てます。 サワガニが手に入りにくいので、 …

保育園の子どもたち、もっと小さな子どもたち

ちょっと前のことですが、 1月13日、飯島町内に3つある保育園の繭玉づくりに出かけました。 「まゆって知ってる?まゆちゃんのことじゃないよ」 「いもむしが変身するんだよ」 そんなお蚕様の話や、お家に鬼が入らないようにするおまじないの「鬼木」の話。 …

かに かや

2月3日は節分です。 節分にはいろいろな行事がおこなわれています。 邪気を払うための豆まきもその一つで、全国的におこなわれています。 ここ伊那谷独特の魔除けは、なんといっても「かに かや」です。 5cm四方の小さな紙に「かに かや」と二行に書き、 玄…

書初め&繭玉づくり その3

今回、初の試みでしたが、最後に なんと「書道パフォーマンス」に挑戦しました。 今回の紙の大きさは、縦4m、横6.3m。 幅1.6mの紙を貼り合わせて用意したのですが、その大きさにビックリ! そして、筆の大きさも。 チャレンジする子供たちと先生は靴下を…

書初め&繭玉づくり その2

繭玉づくりは、今年も飯島陣屋友の会の皆さんが 下準備や指導をしてくださいました。 うるち米の粉にぬるま湯を入れてこね、 かまどのお湯で浮かんでくるまで茹でて、 それを繭の形に整えていきます。 小さな枝にさしたのは参加者のお持ち帰り用。 大きな「…

書初め&繭玉づくり その1

1/7の「書初め&繭玉づくり」、 大勢ご参加いただきありがとうございました。 書初めは墨を磨るところからスタート。 今年も水は飯島が誇る名水「越百の水」を用意しました。 墨の匂いはいいですね~。 にぎやかだった皆さんが、静かに、心を落ち着かせてい…