日方磐神社の獅子舞

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飯島町田切地区にある日方磐(ひかたいわ)神社の獅子舞を紹介します。

信州で見られる獅子舞には、「越後獅子系」と「屋台獅子系」の2系統が知られています。
屋台獅子は伊那谷に伝わる独特のものですが、
日方磐神社では「悪魔払い」という越後獅子系の一人獅子の舞いも残されています。

昔は飯島にある多くの神社で悪魔払いがおこなわれたようですが、
現在では日方磐神社や日曽利神社などに残るのみとなってしまいました。

さて、屋台獅子の舞いですが、夕方7時を過ぎた頃始まります。

眠っている獅子の前で、花笠をつけ両手に扇子を持った踊り子(1枚目写真)が
お囃子にあわせて「獅子招き」をし、それに答えて獅子舞が始まります。
あまり大きな動きはありませんが、頭(かしら)の位置が非常に低いので
舞い手はとても大変です(2枚目写真)。

鳥居の外と神前で獅子舞が奉納されたあと、舞台で「悪魔払い」がおこなわれます(3枚目写真)。
獅子の鼻の上に刀を乗せた独特の形から始まり、舞いながら刀で手に持った御幣を切っていきます。


そしてラストの写真は獅子舞の最後を飾る「親父の借金払い」です。
幌の中に全員が入り、掛け合いのあと舞台を一周駆け回り終了。
なぜに親父の借金払い??
由緒を聞いて回ったのですが、良くわかりません!

田切地区のみなさんの熱意と暖かさに包まれた日方磐神社の獅子舞。
春祭りは毎年4月9日に、秋祭りは9月23日におこなわれます。
(秋には大三国が奉納されます… こちらについてはまた後日紹介します)

機会がありましたら、是非お越しを!!