おさなぶり その2

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引き続き、おさなぶりのレポートです。
出来上がった煮物、小豆ご飯&ぼた餅を持って田んぼへ。
 
水口の近くに筵を敷いてしつらえます。
まずは中川村のおさなぶり・その1.
2種類の煮物に白いご飯とお神酒をそえてあります。
頭を折り曲げたススキを2本田んぼに挿し、
その間に苗を束ねたものをドン!と置きます。
これとは別に洗った苗、3束も供えています。
 
ススキの頭を折り曲げるのは、稲がたくさん実って頭を垂れるようにという願いです。
 
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こちらも中川のおさなぶり。
箕の中に煮物が入った重箱と、お神酒を供えています。
 
同じ中川村の中でも、各家庭によってだいぶ違うようです。
 
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こちらは飯島町本郷のおさなぶり。
ススキはお神酒すずに挿し、頭は折り曲げないそうです。
お重に入った小豆ご飯とお神酒を供えています。
 
昔の田植えはもちろん手作業だったので、
田植えが終わったときの喜びは大きかったことでしょう。
田の神様に対して無事に終わったことへの感謝と、豊作への祈りとが一体となったおさなぶり。
 
次世代に残したい地域の宝をまた一つ、見つけたっ!!
 
中川村の皆さん、お世話になりました!
まだまだ講座は続きます。これからの年中行事の再現も楽しみです♪