島根県奥出雲町との交流

 中世、飯島町本郷を拠点にこの地域を支配した飯島氏。その歴史を学んでいる飯島氏顕彰会の皆さんと町関係者合わせて12人が、5月30日~6月1日、島根県奥出雲町へ出向きました。
 
奥出雲町(旧仁田町)との交流は、中世飯島氏が承久の乱(1221年)の恩賞の地として得た奥出雲町の三沢に一族を分けた縁により、平成14年から始まりましたその年飯島氏顕彰会から4人が合併前の仁多町(横田町と合併して奥出雲町となったのは平成17年)を訪問。平成16年に仁多町から35人が飯島町を訪れました。平成17年には三沢城開城700年祭が盛大に開かれ、飯島町から顕彰会に皆さんほか15人が出向きました。
今回平成27年700年祭から10年目の節目で、奥出雲町合併10周年でもあることから、毎年開催している「要害山三沢城山城祭」が5月31日に盛大に開催され、前夜には町どうしの友好交流祭が120人の参加者を集めて行われました。
 
奥出雲の皆さんは地域の歴史や伝統文化を身近に感じておられ、本当にうらやましく感じました。神仏が身近で敬う気持ちが根付いていることが我々へのおもてなしにもつながっているように思えます。地域のまとまりがよいことはそんな文化的な風土に起因しているようです。
700kmの距離、バスでも11時間かかりましたが、歓待を受けて飯島からの一行は皆々大感激で帰ってきました。はるか昔のご縁によって現代のわれわれの交流が図られるおもしろさです。
 
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交流会で挨拶する飯島氏29代当主の飯島紘さん
 
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親睦が深まりました。どの方と話しても中世三沢氏や地域の歴史を自分の言葉で語ることができるのには正直驚きました。
 
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三沢城山城祭での子ども武者たち。半年かけて作ったという手作りの甲冑も見事です。