縄文土器講座第5回

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今日は珍しくスピーディーな更新です。
本日おこないました縄文土器の野焼きの写真、ご覧ください。

本物の遺跡での縄文体験、楽しかったですよ~。
講師の先生いわく、「今までで最高の焼き上がり」。
いつ「ピシッ」という音がするかと恐れていたんですが、
そんなこともなく、うまく焼けました。

せっかく火を焚くので、おいしいものもいただきました。
皆さんそれぞれに準備していただき、
ダッチオーブンの焼き芋はホクホク、
珍しいところではカヤの実もいただきました。
なんと、マツタケ入りのキノコ汁もあって大満足。

来月の講座で縄文食を作って食べるんですが、
今回も試しにどんぐりクッキーを焼いてみました。
どんぐりは、生ではえぐくて、食べるのは至難のわざと思いきや、
手間ひまかけてあくを抜くと甘みのないクリのような味わいです。
今回は、飯島陣屋友の会の皆さんにご協力いただき、
天日干し、殻むきの後、
4日間陣屋のかまどで茹でこぼしてあくを抜いていただきました。
(4日間もかまどの煙と格闘していただいたんです!感謝。)
あくの抜けたどんぐりを裏ごしして、
長いも、オニグルミ、玉子、日本ミツバチの蜂蜜を加えて生地の完成。
縄文体験ですので、
火から取り出したクルミは、石で割って木の枝でほじるという
こだわりよう。
そのわりに、石の上で焼かず、ズクを抜かして鉄板を使用。
次回の講座では、もっとこだわりたいところです。
焼き上がりはというと、クッキーというよりどんぐりホットケーキ?
味は、なかなかでしたよ。

こうやって紹介していると、
土器の野焼きがメインだったのか怪しくなってきますが、
今日完成させた土器は、
「いいちゃん文化祭」で展示します。
お近くの方はぜひ見に来てください!

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「いいちゃん文化祭」
 ■と き  10/30(土)、31(日)
 ■ところ  飯島町文化館
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ところで、
この遺跡では、里山再生の取り組みがおこなわれています。
里山というのは、昔ながらの雑木林。
いろんな樹木があって生態系豊かな森は、
縄文時代の環境そのものでしょう。
この場所は、以前から「丸山」とか「ユンバの森」とか呼ばれていて
遺跡としての名前は「丸山遺跡」です。
里山づくりの皆さんは、
「遊ん場(ゆんば)どきドキの森」と名付けて、看板をかけてあります。
みんながどきどきワクワクして遊べる森にしよう、ということと、
ここで出土する「縄文土器」の「どき」をかけてあるというのは
素晴らしいセンス!
里山再生は、遺跡の保護につながると考えています。
乱開発を防ぐことができるからです。
縄文土器講座には、この森づくりの皆さんが何人も参加されていて、
里山と遺跡を同時に考えるきっかけをつくってくださっています。
適度に人の手が入る里山
そして「縄文の森」としても、みんなの憩いの場になれば、
この遺跡は長く守られるだろうと思うのです。
その最初の取り組みが、今回ということでもあります。