書初め&繭玉づくり

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みなさま、あけましておめでとうございます。
今年も、飯島陣屋をよろしくお願いいたします。

さて、今年も年明け早々からやりますよ。
「御物(おんもの)づくり」といわれた「小正月を迎える準備」の体験イベントです。
昔やっていた方には懐かしく、若い方には新鮮な伝統行事を
飯島陣屋で体験していただこう、という企画です。

期日は1月10日(土)。朝9時に飯島陣屋へお越しください。
申し込み不要、参加料も無料です。
毎年小さなお子さんから年配の方まで大勢が楽しんでくださっています。

昔は、1月1日の大正月ばかりじゃなく、
1月7日に松が明けても次は15日に小正月があって、
その次に20日正月がありました。
小正月は「百姓の正月」とも言って、
豊作を祈ったり、害獣・害虫を追い払うおまじないをする日です。
14日には「家畜の年取り」とか「道具の年取り」をしたそうです。
20日正月は、年始客などで休む間のなかった女衆が骨休みをする正月で、
「女正月」「骨正月」ともいったそうです。
今回は、小正月の準備をやるわけですが、
女正月も、みなさん御家庭でやってみてはいかがでしょうか。

昔は「餅花」「粟穂」「稲穂」なども作ったのですが、
今回は半日コースで、
書初め」をして「繭玉」をつくって「ほんだり様」を立てる体験です。

小正月書初め?と疑問に思われるかもしれません。
ふつうは1月2日ですが、小正月の前にやる家もありました。
1月2日には「家内安全」などと書くのに対して、小正月
百姓の正月ですので「万御物作大吉」などと書いたようです。
書初めは、墨をするところから本格的にやりますよ。
水は、なんと、飯島町が誇る名水「越百の水」を汲んできて使います。
指導は、県展で2度も特選をとった堀越寿嵓先生です。
子供にも大人にも、すごく教えるのが上手な先生です。
どうぞご期待ください。