西岸寺のシダレザクラ

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時は江戸時代、本郷の里に「きよ」・「亀」とて二人の女ありけり
あるとき西岸寺といふ古刹の前に二人して桜を詠め、
歌よみて楽しみ居けるに、七久保村にも「さん」とて是も同じく歌詠みけるが
そのことを伝へ聞きて 二人の許へ一首を贈りける…
 
「色も香も 盛りと聞きし花にまた こと葉の花の色も添ふらん」 
 
二人直ちに返歌遣はしける
 
「吹く風に散らば惜しけん桜花 はや来て見ませ咲きの盛りを」
「もろともに見てぞ嬉しきこの寺の 花のむしろに来よまどゐせん
 
伊那の三女にまつわる逸話です
 
おそらく彼女たちが見上げた桜も、このように艶やかだったのだろうと思うほどの美しさ
 
今週末の春の嵐を乗る超えられるか心配です
西岸寺の桜、お花見をするなら「今」!!です