代官所での暮らし 資料紹介 その3

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貝殻のような形をしているこの器、
何に使われたと思いますか??
答えは「紅皿」、 江戸時代の口紅です。

当時の口紅は「ベニバナ」から取り出した赤い色素を
小皿の内側に塗って販売していました。
「紅一匁は金一匁」と言われるぐらい高級品で、
長い間、一般庶民には手が届かない高嶺の花でした。

紅皿は使い終わると「紅屋」に持って行き、
紅を塗り直してもらい、何度も使ったようです。

唇にそっと指す紅色。
気持ちも華やいだことでしょう。