「ことぶき学級」

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町の中央公民館の「ことぶき学級」が飯島陣屋でおこなわれました。
受講生の皆さんは70~90歳代。
まず、1時間かけて館内をじっくり見学し、
そのあと1時間、お茶を飲みながらいろりで歓談していかれました。

前段の見学では、
なにせお年寄ですので、説明を聞くのもたいへんかな、と思っていましたが、
さすが公民館講座を受講されるほどの皆さん。足腰も元気でした。
町内の皆さんですので、これまでに何度も見学された方もおいででしたが、
皆さんの関心をくすぐるような内容の古文書を読んだりして説明しましたので、
「こんなにゆっくり話が聞けたのは初めて」と喜んでいただけました。
信州で最初の県庁がここだったこと、そのあと今の「長野県」に至るまでの話にも
目を輝かせて聞き入ってくれました。

見学後、大勢でいろりを囲み、「おやき」を焼きながら語らっていると、
不便な生活で苦労したことや
その中でも楽しかったことが次々によみがえっていました。
いろりばたに置かれた品々も懐かしがっていましたが、
まずはその前に、いろりの匂い、煙さが、記憶回路を刺激するようです。
笑いが絶えない会話の中で、
皆さんはあの時代を再評価して、
納得して、今の自分を捉え直したのではないかと感じました。

皆さん本当に喜んでくださいましたので、
こちらもとても嬉しいひとときでした。