戦国動乱!岩間山城の戦い2016~その1

今回で7回目の「本物の城跡で合戦」。
今年も飯島地区地域づくり委員会のみなさんに協力いただき、岩間山城で行いました。
飯島町文化館の駐車場に集合した大夢虎鐘(タイムトラベル)軍が軍議をしていると、敵のようすを偵察に行っていた兵士から、
「敵は岩間城を引き払い、山城にこもる準備をしておるようにございます」との報告が。
岩間城は、麓にある岩間氏の館です。場所は「岩間」信号の西、中央道の手前です。
普段住んでいる館から、山城にこもろうとしているとのこと。
大将は、まずは岩間城へ向かうと宣言。
保育園年長さんから小学6年生、そしてその父母からなる総勢20人が進軍を開始しました。
途中、車が行きかう広域農道で鬨の声。
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岩間城跡に到着すると、そこはすでにもぬけの殻。
岩間城がどんなところだったのかを、その跡地に立てられている看板で参謀が説明します。
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するとそこに、引き続き敵状を偵察していた兵が駆けもどり、大将に報告。
「敵はすでに山城に移動しました。ですが、狼煙台に見張りの兵を残しておる様子。」
この言葉を聞き、大将は狼煙台に向かうことにしました。
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狼煙台は岩間城の西400m、中央道のすぐ西側にあるこんもりとしたところです。
今は木が生い茂っているので見通しはききませんが、館近くの物見台だった場所です。
木々の間を登ってきた大夢虎鐘軍。
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するとそこへ、岩間軍の見張り兵3人が現れました!
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「やーやー我こそは・・・」と口上を述べる岩間軍の兵士たち。
一応は聞いてやった大夢虎鐘軍ですが、大将の合図でさっそくチャンバラが。
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大人とはいえ岩間軍3人にたいし大夢虎鐘軍は20人。
岩間軍は徐々に後退し、「多勢に無勢、ここは山城へ退却じゃ」の一言を残して退却していきました。
と、そのとき、何かがはらりと岩間軍兵士の懐から落ちました。
気づかずに立ち去った岩間軍。
それを拾い上げてみると、なんと、山城の本丸に至る道の絵図ではありませんか。
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しかも、赤い字で「バクダン」の文字が2か所にあります。
大将は、そこが敵の爆弾置き場と推察。そこで爆弾を奪うよう、全軍に命じました。
テンションあげあげで敵兵のあとを追う大夢虎鐘軍。
すると、ほどなく、「狼煙」と胴に貼り付けた兵士が。
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聞くと、この方々は飯島町狼煙研究会の皆さんで、敵ではないと。
皆さんが協力してくださり、山城へ突入する時間に狼煙を上げてくださることに。
そこで、大夢虎鐘軍も藁や青い杉の葉を積むお手伝いをしました。
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そして再び進軍。
敵の待ち受ける岩間の山城への登り口まで、アスファルトの道ですがずっと坂道です。
やっとたどり着いた山城登り口の駐車場。
文化館から3.5kmを歩いてきた子どもたちはすでにへとへとです。
そこへ、ありがたいことに兵糧が届きました。
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子どもたちの喜びようったら。
このイベントを応援してくださる飯島町社会教育委員さんからの差し入れです。
腹が減っては戦はできぬ、などと言いながら握り飯をほおばる子どもたち。
しばし休憩していたら、先ほど歩いてきた辺りから、もくもくと煙が。
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煙は南風に流されていますが、狼煙研究会の皆さんが山城への突入時間と教えてくれたのです。
いざ合戦本番。
気合を入れて大将が「えい、えい」、皆が「おー!」
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続きはまた後日!